バイクの数だけ、旅がある。
ライダーの数だけ、出会いがある。
ここは、東海のバイクライダーの物語を紐解く場所。
「My Ride Story」
ドノーマルでも、カスタムでも。
東海ライダー達の、愛車との「今まで」
そして、愛車への「想い」を綴ってゆきます。
【My Ride Story】 Vol.19 Z400
RIDER:M.M
Motor Cycle:kawasaki Z400 2019
STORY
過去に「Z250」のライダーとして「My Ride Story」に登場した、M.Mさん。
今回新たに、「Z400」のライダーとなったわけですが、そこに行き着くまでにも紆余曲折。
2019年初頭に発売となった「Z400」。
Ninja400の性能をそのままに、ネイキッドスタイルになり、コンパクト&スタイリッシュなモデルチェンジを果たした、バイクです。
そのオーナーとなった、M.Mさんですが、実は当初「Ninja 400」のオーナーとなる予定だったのです。
というのも、SNSで以前のバイク「Z250」で繋がっていたライダーの方から、
「新しいZX6Rを購入したので、乗らなくなった新型のNinja400を買いませんか?」
とお話をいただいていたそうで。
はじめはM.Mさんも、
「あれ、なんでZ250のライダーだったはずの人が、Ninja400を売るんだろ?」
と疑問に思い確認してみると、なんとその方
Z250 → Ninja400(2018) → ZX6R(2018)と短期間の間に華麗に乗り換えをしたらしく、今回格安で...
とお話をいただいたそうです。
いざ、買い取る話になったのですが、
相手の方は東京。
こちらは岐阜。
なので、バイクの受け渡しをどうするのかで一悶着あったようで。
M.Mさんは、
「車検が2年近く残っているので、東京まで引き取りに行き、岐阜で名義変更を行いたい」
と、お願いしたところ相手は快諾。
期日も決定して、あとは受け渡しのみ!
のはずだったのですが....
相手からのメッセージで
「周りの人から、名義変更を行わずに渡すと、危ないと止められました。廃車にしてから譲りたい」
との打診が。
M.M「(うーん、せっかく車検が残っているのに勿体無い) じゃあ交通費は出すので、一緒に岐阜で名義変更をお願いしたいです」
相手「岐阜まで行くのはちょっと...。」
相手「では、今度中間地点の静岡にツーリングに行くので、そこで引き渡すのはどうですか?」
M.M「(それって、受け渡しの場所が変わっただけで結局最初と同じだと思うけど...) わかりましたー! では静岡で!」
相手「ありがとうございます!」
相手「すいません。周りの人から、名義変更を行わずに渡すと、危ないと止められました。やっぱり廃車にしてから...」
と、「OK → 周りから反対されて → OK →」のようなやりとりが、なんどもあったようで。笑
結局、「もういいです。」と、お話を丁重にお断り。
個人売買は、信用問題が難しいと痛感。
ちなみに、この不毛なやりとりが繰り返されたのかというと、相手の「Ninja400」の下取り価格が40万円で、なんとかそれを上回る金額で、売却したかったようです。
ここで、新しいバイクの話がご破算になったM.Mさん。
ですが...
「おいおい、俺はバイク買う気になってるぞ!! この気持ち、やっぱバイクを買い換えるしかねぇ!!」
と、買い換えたい欲求に火がつき、メラメラと燃え上がってしまっています。
すでに、気持ち的に後には引けない状態。
そこから、新しい愛車選びが始まりました。
そこでふらっと立ち寄った、岐阜Kawasaki。
鎮座する「Z400」
出会って、確信。
「これだ。」
もともと、フルカウルよりも、ネイキッドが好きだったM.Mさん。
Ninja400も「格安で乗り換えられるなら」という理由で、購入を検討されていたそうで。
その後、乗っていた「Z250」を下取りに出し、強気な価格交渉の末、現在の愛車「Z400」のライダーとなりました。
もちろん、購入は即決です。
ABOUT OWNER's BIKE
2019年の2月15日に発売となった、KawasakiのU400ネイキッド「Z400」です。
軽量ながらハイパワーのエンジンはNinja400と同型で、現行2気筒400ccクラスでは最速クラスです。
■スペック
【全長】:1,990mm
【全幅】:800mm
【全高】:1,055mm
【ホイールベース】:1,370mm
【シート高】:785mm
【重量】:166kg
【燃料タンク】:14L
【最低地上高】:145mm
【エンジン】:DOHC水冷2気筒4バルブ
【排気量】:399cc
【ボア×ストローク】:70mm×51.8mm
【圧縮比】:11.5:1
【ギア】:6速
【馬力】:35kw(48PS)/10,000rpm
【トルク】:38Nm/8,000rpm
【燃費】:24.8km/L
ヘッドライトは、LED化されており、上側がLow。
画像は、Low状態です。
Hiを点灯すると下側が点灯し、ヘッドライト全体が光ります。
イケメンです。ガンダムUCのリゼルみたい。
テールライトはNinja400と同様です。
シンプルながらスタイリッシュにまとまっています。
奇をてらってないので、どんなライダーにも似合いそうなテール。
よく見ると、テールライト下に、シートバッグ用のフックが標準搭載。
キャンツーの積載が楽チンに。
最近のKawasakiのバイクは親切設計です。
なんとフロントフォークにマッドガードが。
フロントフォークにも汚れがつきにくい。
うまくいけばカメラマウントとしても使えそうなパーツですね。
最近のKawasakiのバイクは親切設計です②。
リアのインナーフェンダーも標準装備。
泥の跳ね上がりでサスペンションも汚れにくい。
最近のKawasakiのバイクは親切設計です③。
ここで驚きの親切機能!!
なんとタンデムシート内が二重構造!!
ETCを1段目に。
2段目は純正オプションのU字ロックが収納可能です!
最近のKawasakiのバイクは親切設計です④。
メーターはもちろんフルデジタル。
タコメーターのアニメーションを3パターンから設定できます。
最近のKawasakiのバイクは細かいところまで、気が利いてます。
これはM.Mさんカスタム。
「Z250」に装着していたハンドルスペーサを流用しています。
もともと、そこまで前傾姿勢ではないのですが、アップハンドル化することで、さらに上体が起きて、乗車姿勢が楽になります。
ロングツーリングも楽勝です。
特に腰痛に悩まされているライダーの方には、オススメカスタムかもしれませんね。
身長168cmのM.Mさんですが、べた足で足つきは良好です。
令和の幕開けとともに、新しいバイク「Z400」でのバイクライフがスタート。
岐阜を中心に、ツーリングやキャンツーを楽しむM.Mさん。
道でアップハンドルのZ400を見かけたら、ぜひヤエーをお願いしますね!!