侍に刀。
ジェダイにライトセーバー。
冬ライダーにグリップヒーター。
「グリップヒーター」は、冬ツーリングの必須アイテム。
グリップヒーター最高。
...ついに。
...ついに装着しました!
冬でもバイクに乗りたいライダーの最強あったかアイテム!
「グリップヒーター」です!!
寒さを防ぐ「防寒」とか、暖かさを保つ「保温」なんてケチなもんじゃありません!
暖かさを作り出す「創温」です!!
マジであったけーです。
冬に手がカチコチに冷えると、クラッチが本当に重く感じるんですよねー。
特にツーリング終盤で日も落ちると、手が温まる要素が「信号待ちの時のエンジンにタッチする」程度しかないので、ギアチェンジがホントにしんどい。
おそらく、この「グリップヒーター」のおかげで、そんな悩みとはおさらばバイバイ。
今回はその使用感と、装着方法をお伝えしたいと思います。
今回のグリップ周りのカスタムは、前回記事のバーエンドの交換と合わせて見ていただければ幸いです。
ちなみにですが、グリップヒーターの効果が想像以上で、気合い入りまくって画像を作ったため、画像内の文字が大変読みにくくなっておりますので、あらかじめご了承ください。
犬のうれションだと思ってください。
キジマ グリップヒーター GH07 120mm
僕が今回購入したのは、キジマのグリップヒーター「GH07」の120mmです。
なぜこのグリップヒーターを購入したかというと、一言に「コスパ」です。
具体的な理由は下記の通り。
・HONDA純正のグリップヒーターは、25,000円し、非常に高価。
・実売価格10,000円ほどでお値打ち。
・5段階の温度調整が可能。
・スイッチがグリップ一体式で、スタイリッシュ。
・純正グリップと変わらない握り心地。
個人的に、かなり高得点。
↓ちなみに純正品オプションのグリップヒーター
内容物はこんな感じ。
・グリップヒーター本体
・取付説明書
・タイラップ3本
・エレクトロタップ2個
・バーエンドキャップ2個
・フィット感調整用のアルミテープ
です。
グリップのスイッチ部分はこんな感じ。
この部分にLEDが内蔵されており、LEDの色で発熱パワーがわかります。
スタイリッシュポイントですね。
プッシュ感はあまりないので、ノールックでの温度調節は難しいです。
温度を確認するために、このLEDを見る必要があります。
ですが、晴天時でも、しっかり温度がわかるLEDの発色なので、温度調整も問題なしです。
細かい毛みたいなのが写ってますが、部屋が汚いだけなので、問題なしです。
はじめに結論から言ってしまうと、
他のグリップヒーターもいろいろ見て見ましたが、価格、性能、デザインのどの点を見ても、
「GH07」はグリップヒーターの決定版と言えると思います。
耐久性に関してはこれからですが、迷ったらこれ買っておけば、間違いないかと。
あ、ちなみに、べた褒めしてますが、キジマさんの回し者ではないです。
グリップヒーターの種類
以前の防寒ツーリングの記事でも書きましたが、グリップヒーターは2種類あります。
貫通式 と 巻きつけ式
今回購入した「GH07」は貫通式のものになります。
グリップごと入れ替えちゃうタイプです。
貫通式は、
・純正グリップとのサイズ差が少なく、違和感なく操作できる
・グリップ全体があたたまり、部分冷えがない
・操作中にズレや脱落がない
などのメリットがあるため、現在装着を検討されている方には、この交換式をおすすめします。
ただ、この交換式もデメリットがあります。
そう、それは、
取り付けがめんどくさい。
というわけで、めんどくさい取り付け方法をまとめました。
グリップの交換方法
バーエンドの取り外し
グリップを交換するためには、まずはバーエンドを取り外す必要があります。
取り外しの作業は、コチラの記事を参考にしてください。
お古のグリップの取り外し
いきなりですが、グリップをカッターでぶった切ります。
サクッと刃が入っていく感触が気持ちいいです。
そのまま、ベロっとめくります。
スロットル側も同様にサクッと切断して、取り外します。
1年半、ありがとう純正グリップ。
CBR400Rはスロットル側には、グリップのボンドはついていませんでした。
ですが、反対側のグリップには、グリップ固定用のボンドがべっとり。
これを、「パーツクリーナー」と雑巾でゴシゴシして取り除きます。
直噴射でゴシゴシしちゃいます。
うちの子は、マットブラックに自家塗装しているので、ボディーにパーツクリーナーが付着すると、塗料が軽く溶けてしまいます。
飛び散らないように、注意しながら作業を進めます。
うん、かなりキレイになりました。
グリップの装着
とりあえず、この綺麗にした方のハンドルに「グリップヒーター」を装着します。
このままでは、グリップが入らないので内側にパーツクリーナーを噴射し、びしゃびしゃにして滑りを良くしてから挿入します。
これはあれですね。セックスですね。
ここから一気に押し込みたいのですが、どうやら、グリップがジャストサイズらしく、なかなか奥へ入っていきません。
なので、グリップをひねりながら、グリグリ奥へねじ込んでいきます。
あんまり強い力で握りすぎると、グリップが壊れてしまう恐れがあるので、加減をしながら挿入。
ときおりパーツクリーナーで濡らし、潤滑剤でグリップをグリグリしながら奥へ奥へと押し込みます。
もちろん飛び散らないように注意。
しばらく格闘しているとぴったり奥まで入りました。
↑グリップをチ○コに置き替えて読んでみてください。
スロットルの加工
反対側も同様に装着。
なのですが、ここで問題発生。
完全にサイズオーバーです。
入る気配ゼロ。
入り口に至っては、返し(?)がついており
「こっちくんじゃねーよ!」
と、NOを突きつけられているカンジ。
一度、力でねじ込んで見ましたが、すげー突起とたくさんのボコボコに阻まれて、グリップの内側が傷だらけに。
このままでは埒があかないので、グリップ側を加工することに。
カッターで突起部分を全て取り除きます。
かなり削りました。
一つ注意することは削りすぎてしまうと、グリップが簡単に抜け落ちてしまう恐れがあります。
なので、ある程度の突起部分は残しながら、削ってください。
あと、地面に新聞紙を敷いた方がいいです。
地面が、「誤って中身が満タンの爪切りを落とした」みたいな感じになります。
配線作業
この赤のコードを配線していきます。
とりあえず、シート下のカウルと、シートを外します。
もちろん、シートを外してバッテリーにアクセスするためです。
まずは電源を確保するところから。
コチラのアイテムを使って、+電源を確保します。
エーモンの
キボシ端子セット
と
低背ヒューズ電源
です。
近くのカインズには、「低背ヒューズ電源」がなかったので、カー用品店のジェームズまで行っていたら、リアルに日が暮れました。
まずは何もされていないこの赤の+電源をキボシ加工します。
「低背ヒューズ電源」の+コードは、「メスキボシ端子」がすでについていたので、グリップヒーター側にオスキボシ端子をつけるだけで問題なし。
これが、
こうなります。
続いて、このアイテムもキーをACC ONで通電させたいため、テールライトのヒューズから、電源を取ることにしました。
ヘッドライトにも「低背ヒューズ電源」がすでに装着されていますが、USB充電とETCで使用してるため、アンペア数がオーバーしそう。
なので、安全策をとって、別のヒューズから電源を取ることにしました。
このあと、無事にキーONで通電を確認しました。
あとはカウルの下を通して、配線します。
カプラーが黒かったら完全に気にならないのになぁとか思いながら、配線完了。
赤線が「グリップヒーター」の配線です。
まぁ、うまく隠れたし、いい感じではないでしょうか。
ハンドル周りも他のコードにグリップヒーターのコードをタイラップで巻きつけて、綺麗に整理しました。
これにて取付終了!
グリップヒーターの実力とインプレ
このグリップヒーターのポイントである、出力調整機能。
5段階に温度を調節できる!!
HONDA純正オプションのグリップヒーターですら、3段階の温度調整。
これが、本当にいい。
今は10月の終わりなので、そこまで冷え込むことは少ないです。
でも、時間帯によっては「寒っ!」と感じる時もあったりして。
そんな時には、グリップヒーターの電源をオン。
控えめの出力で、程よいあたたかさ。
ちょうどいい。
気温に合わせて、暖かさを選べる幅が広いのが嬉しいです。
おそらく真冬ではずっと出力100%でしょうが。
一応全温度を試して見たので、以下にまとめてみました。
温度調整機能インプレ 出力20%
LEDのインジケーターが青色に光ります。
20%の出力です。
最大で40度ほどまで暖まります。
革のグローブ越しに、少しだけ暖かさが伝わってきます。
心が寒い時、人恋しいときに、使用したい暖かさ。
そう、一言で表すなら
「ひとはだ」
です。
温度調整機能インプレ 出力40%
LEDのインジケーターが緑色に光ります。
40%の出力です。
最大で55度ほどまで暖まります。
革のグローブ越しに、20%のそれとは違う暖かさが伝わってきます。
少しだけ肌寒いシーンで使いたいモード。
あれ..。身も心も、暖まっていく...。
そう、一言で表すなら
「ぬくもり」
です。
温度調整機能インプレ 出力60%
LEDのインジケーターが黄色に光ります。
60%の出力です。
最大で68度ほどまで暖まります。
普通にあったかいです。
おそらく気温〜18度くらいでちょうどいい感じ。
秋〜冬にかけてあると便利なモードの温度。
暖房器具のない部屋に、一本あるととっても安心。
そう、一言で表すなら
「あたたか」
です。
温度調整機能インプレ 出力80%
LEDのインジケーターが橙色に光ります。
80%の出力です。
最大で80度ほどまで暖まります。
かなり暖かいです。
冬の初旬なら、このモードで十分です。
グローブ越しでも、熱をビンビン感じます。
手のひらから全身に、熱が広がっていく...!
そう、一言で表すなら
「ぽかぽか」
です。
温度調整機能インプレ 出力100%
LEDのインジケーターが赤色に光ります。
100%の出力です。
最大で90度を超えます。
熱いです。
気温がかなり低くても握ってちょうどいい熱さを感じるモード。
真冬でもここまでグリップが温まれば、寒空の下のロングツーリングも安心できそうなぐらいの暖かさです。
おかしい..!真冬なのに、グローブの中だけ汗が止まらない...!
そう、一言で表すなら
「とこなつ」
です。
まとめ
大満足のグリップヒーター装着です!
「冬とか寒さとか、どんと来い!!」
といった気分。
かなり満足度高め!
機能的には、問題なし!
冬でもバイクに乗るライダーの方は、迷わずこれをつけるべし!
きっと安全だし、快適です。
ただ、一つだけ不満を言わせてもらうとするならば、
CBR400Rの場合、グリップヒーターのスイッチ部分がグリップから飛び出ているため、ウインカーの操作がしづらくなった。
特に、左ウインカーを出す際に邪魔です。
「でも、この辺は慣れかなぁ。完全に押せなくなったわけじゃないし。」
とか思ったりしているので、一旦この不満点は保留です。
あ、もちろん夏場はスイッチをオフにしておけば、普通のグリップとして使用可能なのでご心配なく!
ちなみにですが、この「GH07」はサイズのバリエーションもあるので、車種を限定せず装着できる、汎用品なのが嬉しいですね!
ぜひみなさんもグリップヒーターを装着して、冬のぬくぬくバイクライフを送ってください!
それでは、Have a nice 東海バイクライフ!
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