バイクの旅は、写真で記録するのが楽しみ。
せっかくなら、「instagram」や「twitter」にアップしてみんなに見てもらいたい!
せっかくの綺麗なロケーションに、自慢のバイクを写真に収めてアップしても、
「あれ…。いいね 5件だけ…。」
なんて、悲惨なことになると楽しい旅の思い出も半減。
いいねが伸びないのって、きっと写真がイマイチの可能性が高い。
色なのか、構図なのか、ロケーションなのか、理由は様々。
個人的には、センスよりも知識の方が大事だと思います。
なので、今回はバイク写真の撮り方解説をしようかなと。
せっかくなら、キメキメのカッケーバイク写真をアップして、たくさん「いいね」をゲットしましょう!
そもそも「インスタ映え」って...?
2017年の年間流行大賞に選ばれた「インスタ映え」
女子に人気の写真投稿SNS「instagram」が語源。
辞書には、
写真共有サービス・SNSの「Instagram」(インスタグラム)に写真をアップロードして公開した際にひときわ映える、見栄えが良い、という意味で用いられる表現。インスタグラムを念頭において写真写りが良いと述べる言い方。
と書いてありました。
ざっくり言うと、
「インスタに写っているいい感じの写真」
いわゆる「映りのいい写真」との違いは、綺麗な写真に加えて、
カラフルさや非日常感、スケールの大きさ、その写真の裏にあるストーリーなどが組み合わさったもの。
なので、撮影する際のロケーションは大事。
でもそれ以上に、自分のバイクをカッコよく撮れてないと、インスタ映えもクソもありません。
写真構図の基本をおさえて、カッコよくバイクを撮ろう
上でも述べたように、せっかくいいロケーションでとっても、撮り方が残念だと勿体無い!
なので、基本的な写真の構図をおさえて、まずはバイクをカッコよく撮りましょう!
写真は僕のインスタグラムの投稿ですが、実は僕もたくさんのインスタグラマーさんの写真を参考にしていたりします...!笑
日の丸構図
基本の構図です。
被写体を中心に置くことで、主役を明確に伝えることができます。
白米の中心に、梅干しが載っているだけの弁当って、否応なしに梅干しに目がいってますよね。
あれほど、ワクワクして弁当を開けときに、裏切られた気持ちになるものはないですよね...(遠い目)
日の丸弁当と同様に、主役(バイク)以外の背景は、ぼかしたりしてあまり主張させすぎないようにすると、主役にすんなりと目が行くはず。
ポイントは、主役を明確に。
このときに気をつけたことは、背景の水平線が、バイクの車体と平行になっていること。
引きすぎず、よりすぎず、バイクと背景のバランスが大事です。
2分割構図
バスッと被写体を真横(縦)に2分割した構図です。
海とか、山際とかとると、自然と2分割になっているパターンのやつです。
シンメトリー(左右対称)だとなおよし。
分割した際に、上下もしくは左右で、色や光にコントラストがあると、カッコよく写りますね。
ただ、今回の主役はバイクなので、2分割法を使う際には、背景の切り取り方で使える技です。
ポイントは、分割するラインは、できるだけ水平(垂直)に。
この写真は、背景の海(本当は琵琶湖です)を画面の真ん中付近で水平に。
さらに、黒のバイクの顔を画面の真ん中付近まで持ってくることで、朝焼けの明るい色と黒のバイクフェイスで画面を垂直にも分割しています。
ちなみにの写真はiPhoneです。
3分割構図
画面を上下横で3分割し、その交点に被写体を置く構図。
上の図で言うと赤い点に被写体が来るように置きます。
背景を活かしながら、主役を伝えることができます。
個人的に、これはかなり多用するかも。
交点ではなく、3分割した線の上にバイクを置いたりしてよく撮りますね。
今だと、一眼に限らず、スマホも3分割のグリッド(ガイドの線)を表示することができると思うので、手軽にいい感じの写真を撮れる構図なのではないでしょうか。
ポイントは、あえて真ん中を外してみることで、背景を活かし世界観を伝える
三河湾も見せたいが、バイクで来たことも伝えたい。
なので、3分割法を活用して撮影。
このあと崖下に落下しました。
詳しくは「三ヶ根山スカイライン」で検索。
放射構図
画面上のある集束点に向かって、放射状に奥行きを感じさせる構図です。
被写体を集束点置くことで、見る人の視線を誘導できます。
これもかなり使う構図です!
特にバイクは道の上で撮ることがほとんどですから、その道に放射構図を当てはめて撮影すると、幸せになれます。
ポイントは、引き、広角、奥行きを意識すること。
右側の壁が左下へ向かっていくことで、写真に奥行きを感じさせることができます。
手前にバイクを置くことで、迫力を演出することができます。
こちらは、視線を誘導するという意味では、放射構図に近いかもしれません。
道が視線を誘導し、写真にストーリーを感じさせることができます。
額縁構図
被写体の周りを囲むことで、強調する手法です。
壁とか、木とか、影とかでバイクの周りを埋めて、目線を囲まれた対称物へ集めます。
夜の街灯の下でバイクを撮ると額縁っぽい感じになりますね。
ぶっちゃけ、後から見ると額縁になってることが多い!笑
木のトンネルの中にバイクを置いたりすると、バイクが強調されますよね。
左右の壁にバイクがサンドイッチされて、強調されます。
また、バイクが中心にあるので、日の丸構図であるとも言えます。
細かいことはいいんです。
個人的なバイクを撮る時のポイント
以上の構図を踏まえた上で、僕が個人的に気を付けていることをまとめてみました。
あくまで、僕はプロカメラマンではなく、一介のデザイナーなので、その辺はご留意ください。笑
下から煽ってみる
こちらの2枚目の写真。
これは、個人的な鉄則です。笑
バイクって、車に比べてサイズが小さいため、上から撮ることに寄って、迫力を殺してしまう可能性があります。
そのため、下から大胆に撮ることで、迫力のある写真に演出することができます。
また、バイクのメカメカしいかっこいい部分って車体の下側にあることが多い。
エンジンしかり、マフラーしかり、ラジエーターしかり。
そこにバイクのチャームポンイト(フロントやリア)を入れてあげることで、まるで怪獣を見上げているかのようなカッコええ写真が撮れます。
ポイントは、バイクを撮る時はヘッドライト以下の高さから。
シルエットにしてみる
夕焼けや朝焼け、夜景などの街の明かりをバックに使える技。
逆光でバイクが黒く沈んでしまうならば、いっそシルエットにして、色の美しさを伝えてみるのもアリではないでしょうか。
ヘッドライトをつけた状態で撮影すると「黒い影の中に光る目」を演出できて、かなりカッコいい感じになります。
ただ、スマホなどだと夜はノイズが入っていい写真にはなりにくいかも。
ポイントは、光をうまく使う。
上から撮るなら景色を入れる
上から撮る時には、地面のアスファルトではなく、背景にこだわってみるといいかも。
ただただ目線から撮った写真だと、「インスタ映えする写真」というより、「ただの記録写真」。
主役以外をぼかしてみたり、奥行きを演出することで、インスタ映えに一歩前進。
ポイントは、上から撮るなら背景を活かす構図で。
白黒にしてみる
ただの写真も、白黒にすることでドラマチックな印象に。
個人的には、黒の部分は、若干青みがかった感じがバイク好きだなぁと思っています。
まぁ、この部分に関しては好みの話ですね。
注意しなければならないのは、上にも書いた「ただの記録写真」を白黒にしても、ドラマチックにはならないことです。
「ただの記録写真」を白黒にしても、「ただの昭和初期の写真」にしかならないので、ご注意を。
ポイントは、白黒にするならいい写真であることが前提。
色味を調整してみる
撮った写真をそのまま見ても、
「みんながあげてるみたいに、おしゃれじゃねーな。」
なんて思うこともあるはず。
僕が上で載せた画像はほぼ全て色味を加工しています。
主に、Photoshopを使ったり、インスタのフィルターを使っています。
「色調補正せずにインスタに写真をアップするなんて、メイクせずにデートに行くのと同じ!」
なんて、気分です。笑
少しだけ女子の気持ちがわかったような…。笑
ただ、色の補正に関しては答えはなく、あくまで好みなのです。
正解はありません。
しいてあげるのであれば、どんな印象を伝えたいか。
以下の色が与える印象を参考にしてみてるといいかもしれません。
instagramにはもちろん、iPhoneには標準で写真の色味を補正できるので、それでも十分に世界観を演出できますよ!
個人的には、色彩が強くてコントラストも強くて、艶っぽい写真が好きですね。
こんな感じで。
インスタの色補正の「ストラクチャ」を強めたイメージが好きです。
まとめ
写真を撮る時にはインスタにあげることを考えて、バイクの位置や構図を考えたり考えなかったり。
重複しますが、いい感じに撮るコツは、センスではなく知識!
なので、幾つかの構図を合わせてみると、整理された綺麗な写真になるはず...!
今回掲載した写真は、ほとんがソロですが、マスツーリングでの写真を撮っても、基本的な構図を覚えておくことで、いい感じの写真が撮れるのではないでしょうか。
インスタにあげるあげないは別にして、自分のバイクがカッコ良く記録に残せるって幸せなことだと思います。
思い出に残すのなら、カッコ良く。
撮影時のほんの一工夫で、人に見せる時の誇らしさが変わってくるはず。
「インスタ映え」する写真を撮ることで、たくさんの「いいね」がもらえるわけではないので、ご注意を。
あくまで「いい写真」は「いいね」のきっかけにすぎません。
たくさんの「いいね」をゲットするには、たくさんの「いいね」をすることと、フォロワーの数が関係してきます。
この辺は、マーケティングっぽい話になるので、割愛です。
まぁ、要するにギブアンドテイクってことです。
ちなみにですが、僕の一眼はSONYのミラーレス「NEX5R」です。
ずいぶん前に買って、車に轢かれながらもバリバリの現役です。
それと合わせて、スマホで撮っている写真もいくつかあります。
スマホで撮る場合は、思いっきり寄ってとると、背景がい感じにボケるので、基本は寄りで。
引きでとると、背景までパッキリしてボケないので、味気ない感じになるのが、個人的には好きではありません。
ミラーレスならかさばらないし、旅のお供として、ツーリングに持ち運ぶのもいいもしれませんね!
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ここ重要。
自分のバイクをカッコ良く撮影して、たくさん「いいね」をゲットしましょう!
それでは、Have a nice 東海バイクライフ!