「魂は細部に宿る」
口すっぱく言われすぎて、脳裏にこびりついている言葉です。
デザインの現場で言われた言葉ですが、この言葉は日常の全てに言える言葉だと思います!
バイクもそう!
めちゃかっこいいバイクに乗っているのに、チェーンとかホイールが鉄粉まみれだと、
「なんだ、自分でメンテナンスもできないのか...。」
と思われているかもしれません!
人って意外と細かいところに目がいくもの。
細かいところこそ、愛車への愛やこだわりが見えるのです!
チェーンからしゃりしゃり音を立てながら走るバイクなんてカッコ悪い!!
メンテナンスは、愛車への恩返しや気配りです。
...きっと、チェーンみたいな細かいところに気を配れる男って、モテ男なんだと思う。
女子への気配り的な意味で。
「魂は細部に宿る」
です。
使用アイテム
今回チェーンを清掃するために準備グッズがこちら
■ワコーズ CHA-C チェーンクリーナー
チェーン清掃用のクリーナーです。
頑固な汚れも、楽勝で落ちます。
非乾燥タイプなので、しばらくウエットな状態がキープされます。
パーツクリーナーを吹いて慌ててこすっての繰り替えし。
なんて作業とはおさらばです。
ちょっと高いけど、その分の高価はあります。
■ワコーズ CHL チェーンルブ
チェーンクリーナーがワコーズなので合わせて買いました。
飛散しにくく、耐久性も高いらしい。
■パーツクリーナー
知り合いからもらったやつです。
たくさん使うので、安くてたくさん入っているヤツでいいです。
ホームセンターとかで安く売っています。
■チェーン清掃用 3面ブラシ
これ、マジで効率ハンパねぇ!
両刃の歯ブラシで歯を磨く感じ!
「俺、いまスゲェ効率よく作業進めている」感を感じられるアイテム。
これは必須です。
■ローラースタンド
神兵器です。
センタースタンドのないバイクでも、サイドスタンドのみで後輪をクルクル回すことができる神アイテム。
「自宅ガレージ等の極小スペース」+「メンテナンススタンド買えねぇ」
というライダーのニーズに応えたアイテム。
こいつのおかげで、サクサク作業が進みます。
チェーン清掃に限らず、あると嬉しいスタンド。
持っておいて損はないはず!!
こんな感じのアイテムを揃えました。
バリアスコートといい、もはやワコーズ信者になりつつあります笑。
作業の準備
チェーンクリーナー等が飛び散るので、地面をオイルまみれにできない人は、ダンボールや新聞紙をセッティングするといいかもです。
この段ボールは、上の商品を購入したときに梱包されていたやつ。
さらにその上にローラースタンドを設置します。
そのローラースタンドの上に、後輪をセッティングします。
海外のパッケージだったので、説明書とかはわからず。
とりあえず、前輪と後輪の間にセッティングして、そのままバイクを押してローラーの間に後輪をセット。
この時は道路の上でテストしていますが、実際の作業の際には、新聞紙等を下に敷いています。
ちなみにどのくらい回るかというとこんな感じ。
両手でタイヤを回してやっと動くという感じ。
簡単にクルクル回らないので、ちょうどいいです。
まじでこれいいわ。
また、タイヤは回転する部分なので、軍手等、手を保護するものは必須かと思います。
ちなみに、このローラースタンド。
1速で載せてみたら、ちゃんと回転しました。
が、エンジンをかけてギアを入れて、回っているチェーンを清掃。
「こっちの方が効率ええで〜」
なんて、アホなことすると、指がなくなる可能性がありますので、エンジンをオフにして作業することをオススメします。
クリーニング開始
清掃前のチェーンはこんな感じです。
新車で買って、6,000km走ってこんな感じ。
今回がCBR400R初めてのチェーンクリーニングです。
汚ねぇチェーンです。はい。
まずは、チェーンクリーナーで汚れを浮かします。
チェーンクリーナをチェーンに噴射。
そんなにたくさんかけなくても、問題ないです。
当たり前ですが、チェーンがスプロケに当たる部分はチェーンの内側なので、内側がしっかり清掃できるこの辺を中心に作業を進めます。
だいたい10cmぐらいを目安にクリーナーを噴射します。
そのあとは3面ブラシで、ゴシゴシ。
上下左右の面をまんべんなくこすります。
黒ーいのが浮いてる気がする。
また、チェーンはつなぎ目が肝心なので、クリーナーに付属していた木柄のブラシで、つなぎ目や可動部をこすります。
ある程度こすり終えたら、パーツクリーナーの出番。
パーツクリーナーで汚れを洗い流します。
チェーンにかけて、クリーナーが浮かせた黒い汚れがパーツクリーナーと共に、流れてゆきます。
滴るパーツクリーナーが透明になるまでぶっかけました。
新聞紙に、パーツクリーナーの池ができました。
正しいかどうかはわかりませんが、半端ない量をぶっかけたおかげで、綺麗にはなりました。
結局、一周するまでに、パーツクリーナーを一本使い切りました。
気分は石油王です。
こんな感じで汚れが落ちました。
比べてみると、どれくらい綺麗になったががよく分かる。
タイヤを回しては、上記の工程を繰り返して、チェーンを清掃していきます。
回して、吹き付けて、ゴシゴシ。
回して、吹き付けて、ゴシゴシ。
回して、吹き付けて、ゴシゴシ。
ひたすら、繰り返します。
目標をセンターに入れてスイッチ的なアレです。
一周する頃には、この通り!
マジでキレイ!!
ピッカピカになりました!
クロス等でふき取ったりはせずに、ひたすらパーツクリーナーで洗浄してこの綺麗さ。
うーん気持ちいい。
仕上げの注油
クリーニング作業が終わったら注油して、動きを円滑にするとともに、錆対策をします。
今のチェーンの状態は、表面を綺麗に洗われた金属です。
保護されていないと錆びてしまう。
防錆を兼ねて動きをよくするために油をさします。
ここで、チェーンルブの出番です。
特に可動部に狙いを定めて油を噴射。
でも、程々の量で大丈夫。
かけすぎてもチェーンが回転した時に飛び散ります。
ケチケチ使うのがちょうどいいです。
チェーン全体にチェーンルブを吹き付けます。
すると、白濁色のチェーンの出来上がり。
テカテカしていて、とてもいやらしい感じになっています。
ただこの量のままバイクに乗ると、白濁色の液体がバイクに飛び散るので、このままではいけません。
真面目な大人に怒られます。
なので、余分なチェーンルブは拭き取るのがバイクへのマナー。
雑巾的な、クロスで拭きます。
あまり力を入れすぎずに、撫でてあげる程度で十分です。
すると、こんな感じに仕上がります。
テカリがいい感じ抑えられているぐらいで十分。
タイヤを回しながら、軽く余分なチェーンルブを拭き取ってあげれば完成!!
マジで綺麗。
これで、ダセェシャリシャリ音とはおさらばです!
雪が解けたらツーリング行くぜ!!!
まとめ
マジで綺麗になりました。
まだ運転していないので、走行感はわかりませんが、楽しみです。
すごく楽しみです。
作業をして思ったのが、思いのほか液体が飛び散る。
リアのタイヤハウス内は、クリーナーまみれです。
なので、順番的には、
チェーンクリーニング
↓
洗車
↓
注油
の順番が一番効率よく綺麗になるかとお思います。
ぶっちゃけ、僕の今のバイクの状態は、チェーンは綺麗だが、リアタイヤ周辺は汚い。です。
なので、チェーンクリーニングは、洗車とセットにすると、幸せになれます。
メンテナンスは、日頃遠くまで自分を楽しく運んでくれる、愛車への恩返しだと思っているので、みなさんも日々の手入れはかかさずに、ツーリングライフを楽しみましょう!
それでは、Have a nice 東海バイクライフ!