青い空と、ずっと続く海沿いの道!
今回は、日程に余裕を持って、大人の伊豆にツーリングに行ってまいりました!!
走ってよし、見てよし、食べてよし。の三拍子揃った、非常に楽しめるツーリングです。
今回の目的は、
・道の駅スタンプ大量獲得!
・本州本土最南端「石廊崎」!
・1867年創業。日本一の総檜風呂「金谷旅館」!
この行程を、一泊二日でゆるりと回ります。
この旅、控え目に言って、最高です。
旅の行程はこのインスタのストーリーで、ザクっと見れます。
出発! 自宅から富士川SAまで一気に行くぜ!
今回の相方は、腐れ縁ライダーKY。
KYの愛車「YZF-R25」はしばらくエンジンのかかっていない状態の、未洗車車両です。
雨の乾いた跡は、まるで力強い鱗をその身に纏う、鯉のよう。
KY史上初となるロングツーリングに、ワクワクとドキドキを、あまり綺麗でないバイクの上で膨らませております。
自宅を出発したのが、午前7時。
まずは春日井ICから、富士川スマートICを目指します。
目的地は、伊豆手前にある道の駅「富士川楽座」
連休の最終日だったのですが、それはそれは、たくさんのバイク。
胸が高まる音は、バイクの排気音に勝るとも劣りません。
SS、クラシック、アメリカン、様々なバイクとヤエーという心の挨拶をかわします。
...残念ながらCBR400Rとは出会いませんでした。笑
豊田JCTから、新東名に入り、岡崎SAで朝食。
ウイダーとおにぎりで手短に。
静岡SAでの休憩の際に、何を思ったかKY、
KY 「ちょっとバイク洗うわ!!」
Shotaro 「は??笑」
そういうと、彼はおもむろにコンビニで雑巾を買い、トイレの水で固く絞って、バイクを磨きはじめました。
雨の跡が鱗のように広がった泥バイクが、みるみる綺麗になっていきます。
まさかの、静岡SAで洗車。
磨いたバイクを見て、満足そうなKYと共に、静岡SAを後に。
しばらく走って、到着したのは「富士川SA」とそこに隣接するように佇む、道の駅「富士川楽座」。
本日1つ目のスタンプゲット。
いよいよスタンプの旅が始まります。
すぐ後に、あんなことが起きるなんて、まだ知る由もない二人。
暗雲立ち込める、伊豆入り口
道の駅「富士川楽座」から道の駅「富士」へ。
その後は国道1号線に乗り、道の駅「伊豆へそ」へ。
この道の駅は、「いちごづくし!」
道の駅の横には、「村の駅」なるものが併設されていて、地元の特産品がたくさん並んでおりました。
この道の駅は、「いちごづくしの道の駅」と呼ばれるほど、とにかくいちごを押しまくっています
道の駅「伊豆のへそ」は、その中に「伊豆いちごファクトリー」を内包しており、キラキラとしたピンクと、キャッキャウフフのカップルの巣窟です。
いちごスーツを求める人々が、まるでTDLのTOY STORYのアトラクションの前のような長蛇の列をなしています。
彼らのの心の声が聞こえてきます
「「 We are インスタ映え!! We areインスタ映え!! いいねを手に入れろ!! いいねを手に入れろ!!」」(幻聴)
カップルたちの目的はこれ。
インスタ映えしそうなソフトクリームです。
アラサー男二人では、「スタンプを押す」という大義名分がなければ、迂闊には踏み入れてはいけない、魔の領域。
普通、道の駅といえば、地元のじいちゃんばあちゃんが語り合う、大人の社交場。
道の駅「伊豆へそ」の中は、溢れかえる腕組みカップルたちのハピネスオーラで、ピンクの彩度が5割増です。
可愛らしいソフトクリームとは対照的なフルレザーの二人組は、道の駅の中では浮きまくっており、正直震えました。
さながら、女性専用車両に迷い込んでしまった忍者。
...何はともあれ、無事にスタンプゲット。
次へ向かいます。
事件発覚! 道の駅「伊東マリンタウン」
本格的に伊豆に入ってから、走る道の楽しさが爆発。
「この道はバイクで走って楽しむために作りました!!!」と言わんばかりの「県道19号線」。
伊豆を横断するその道は、心弾むワインディングロード。
タコメーターもアップダウンを繰り返します。
前を走るトラックにやきもきしたり、海が見えた瞬間の
「うみだー!!!やったぞーーーー!!じゃかじゃん!」は、心の師匠である大泉洋さんから継承。
時刻は13:00をまわり、いよいよ旅の中間地点とも言える、道の駅「伊東マリンタウン」へ到着。
海沿いならばご飯も美味しいだろうと、空腹を我慢し、やっとの事で到着。
「メシの前に、スタンプ押そか!」と、スタンプゲットへ。
恒例となっている、KYがスタンプを押すInstagramのストーリー用の動画を撮り終え、自分もスタンプゲット。
...のはずでした。
ここで問題発生。
道の駅スタンプブックが無い!!
ないないないないないない!
カバンの中をひっくり返しても、ないないないない!
まじか!!!
今回の旅は、スタンプを集めることを楽しみにしていたのに!!!
最後にスタンプブックを出した記憶といえば、前回の道の駅「伊豆へそ」
...いや、まさか。
スタンプを押してカバンに入れ忘れるなんて奇跡、起きるはずがない。
見かねたKYが、
「とりあえず前の道の駅に電話してみたら?」
と、一言。
道の駅「伊豆へそ」へ電話。
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ありました。
がっつり置き忘れていました。
おそらく、Instagram用の動画を取ることに夢中で、押したまま置き忘れていたみたい。
保管してくれるということで、帰りに回収することになりました。
この時点で、僕のスタンプブックは、チラシの裏が決定。
悲しみを拭い去るかのように、「生しらすと生桜海老丼」を胃に流し込みます。
うん、ぷりぷりで、普通においしい。
海岸線をどこまでも。
スタンプを集めるという、重大な使命をKYに託し、こころにぽっかり空いた穴を美しい景色で埋めるように、南を目指します。
海岸線をひたすら南下し、漏れる言葉は、
「あぁ、綺麗だなぁ」
と、感動を何度も口にします。
そう、スタンプブックを忘れたことを、忘れたいかのように。
GWの連休ということもあり、交通量も多く、速さを感じる走りはなかなかできませんでしたが、景色を感じる走りを存分に楽しみます。
伊豆半島を南へ南下し、下田市に突入。
海岸線のアップダウンを繰り返しながら、視界に広がる陸地がみるみる少なくなっていきます。
自ずとどこまでも広がる水平線に期待が高まります。
すると、下田の玄関口、伊豆七島や白浜海岸を一望できる、展望スポット「尾ヶ崎ウイング」に到着。
非常に美しいです。
傾いた日差しを浴びながら、そよぐ海風が、少しだけ疲れを癒してくれます。
「尾ヶ崎ウイング」を後にして、しばらく走ると、次の目的地である道の駅「開国下田みなと」へ到着。
時刻は16:00を周り、人もまばらになった道の駅でスタンプを押します。
ええ、チラシの裏に。
スタンプブックのことを忘れられぬまま、すこしの休憩をとります。
港にバイクを乗り付けられるので、いい感じの写真が取れました。
ここにあのペリーが来たのかと、歴史に思いを馳せながら、海を眺めます。
どことなく異国情緒が漂う下田の街をあとに、日暮れまでに、道の駅「下賀茂温泉 湯の花」、本土最南端の「石廊崎」を目指します。
視界はすべて海。絶景「石廊崎」
日もだいぶ傾き、すこしの肌寒さを感じながら、影の多くなった風景の中、道の駅「下賀茂温泉 湯の花」へ到着。
時間的に焦りを感じながら、すぐにスタンプを押し、石廊崎へ向かいます。
走ること15分。
石廊崎へ到着。
駐車場からは徒歩で15分ほど、歩いて5分でこの景色。
期待が高まります。
日中なら家族ずれで混雑しているであろう「石廊崎オーシャンパーク」を抜けて、「石廊崎灯台」を目指します。
細い道を抜け、更に進むと、
美しい!
青と白のコントラスト!!
「石廊崎灯台」です。
残念ながら敷地内へは時間外で入ることができませんでしたが、日本の灯台50選に選ばれいる美しい灯台です。
そしてその眼下に佇むのが、
「石廊崎」です。
先端へ進みます。
そこで見える景色は、
一面海。
西日に海岸線がシルエットになって、とても美しい景観です。
時間帯もよく、人もいなかったので、男二人で黄昏ます。
しばらく景色と写真を楽しんだ後、人が来たので戻ることに。
きっと次の人たちも、黒ずくめのレザーコンビとは景色を楽しめないだろう。
港でいい感じ写真を納めてから、本日のお宿「金谷旅館」へ向かいます。
泳いでいいのか!? 歴史感じる総檜の「千人風呂」
日も落ち、街灯のない下田の道を抜け、本日のお宿「金谷旅館」に到着しました。
趣のある入り口を抜け、本日のお部屋へ。
ですが、お部屋の写真はありません。
なぜなら、男二人で7畳という狭小スペースに、新婚かと言わんばかりに密接した布団。
この布団の近さ、おそらくお宿の方も僕らのことをゲイだと勘違いしていただろう。
みなさんには、そんなところを1mmも想像していただきたくない!
なので、写真は取っておりません!
今回は素泊まりなので、近くの海鮮料理屋へ夕食を食べに行くことに。
Google先生に聞いたところ、でてきた
「魚でめし 魚でさけ 地魚と穴子のうまい店 勝」
へ向かうことに。
地魚が美味しいとのレビューがあったので、頼んだのは
・あなご丼
・地魚の刺身の盛り合わせ
いうまでもなく、絶品。
新鮮な魚の刺身は二人で取り合って、秒で完食。
そして二人とも
「こんなにうまいあなご丼は食ったことがない」と、舌鼓をうち、大満足でした。
そしていよいよ千人風呂!
旅館の入り口から目を凝らせば、マイサンが見えそうな脱衣所を抜け、広がるのは大きな大きな檜湯!!
なんと、浴槽だけではなく、天井や壁まで全て木!
メインのお風呂は深さ1m以上で、感覚としてはプール。
ただ浴槽の横も当然檜なので、肌触りが優しい。
最高です。
時間は11時を周り、日帰り入浴の客もいなくなり、風呂には、僕とKYだけ。
ええ、もちろん。
もちろんしましたよ。
二人なので、何物もはばかるものはありません。
心のリミッターを解放し、やってやりましたよ!!
アラサーの全裸水泳大会を!!!
クロールに平泳ぎに、それはもうバシャバシャと!!!
そんな僕をKYは冷めた目で見ておりましたが。
風呂上がりはもちろん、晩酌!
汗ばんだ二人を待っていたのは、食事の帰りに近くのスーパーでかった、地魚の刺身と、冷えた地酒。
いや、最高でしたね。
醤油を買い忘れたので、刺身は食べられませんでしたが。
雨の天城越え
二日目は奇跡の雨。
前日の天気予報では曇りなので、安心していましたが、雨音で目を覚ましました。
雨雲レーダーを見ながら、驚愕しました。
全国で雨雲がかかっているのが、伊豆半島だけ。
そして確信したことがひとつだけありました。
雨雲を避けられぬと。
ならば出発するならば、雨が一時的に降り止んだ今しかないと。
雨の天城越えの決行である。
伊豆真ん中を通る、国道414号線は、控えめに言って最高です。
ただし、道が雨で濡れてさえいなければ。
死へ直行するマンホールトラップと、道脇の砂利を警戒しながら、今にも雨の降り出しそうな天城峠を進みます。
雨さへ降ってなければ、「旧天城トンネル」へ行きたかった!!!
砂利道を濁流が流れていたので、あえなく断念。
名もなき、路側帯で記念撮影。
そして、なんとか道の駅「天城越え」へ。
若かりし頃の石川さゆりに出迎えられ、とりあえずお土産を買いました。
美人やなぁ。
その後無事にスタンプをゲット。
チラシの裏にですが。
脳内は「天城越え」が無限ループ再生される中、向かうのは曲中にも出てくる「浄蓮の滝」
滝の脇ではわさびの栽培が行われているほど、水の綺麗さがすごいです。
雨が降っていたので、水量のある「浄蓮の滝」は圧巻でした。
ここからは、再び道の駅「伊豆へそ」へ立ち寄り、帰路につきました。
まとめ
伊豆ツーリング、まじでオススメ!!!
道もいいし、ご飯も美味しいし、景色もいい!!
ツーリングを楽しめる要素が全て詰まっているような場所でした!
愛知からはちょっと遠いので、余裕をもって回るなら、一泊で行くことをオススメします。
僕から伊豆ツーリングをする方へのアドバイス。
スタンプブックだけは忘れるんじゃねぇぞ!!!!
そのあとの旅の楽しさが半減じゃ!!!
それでは、Have a nice 東海バイクライフ!!