バイクの数だけ、旅がある。
ライダーの数だけ、出会いがある。
ここは、東海のバイクライダーの物語を紐解く場所。
「My Ride Story」
ドノーマルでも、カスタムでも。
東海ライダー達の、愛車との「今まで」
そして、愛車への「想い」を綴ってゆきます。
【My Ride Story】 Vol.12 VTR250
RIDER:にしむ
Motor Cycle:HONDA VTR250
現在大学4年生の、にしむさんが駆るバイクは、VTR250.
免許は18歳、大学1年生の時に取得。
VTR250を選んだ理由は、初めてのバイクにぴったりだったから。
初めてのバイク選びは、右も左もわからなかったので、
・取り回しのしやすい軽さ
・必要十分なパワーとトルク
・250ccという経済性
・足つきの良さ
と、独特のトラスフレームを備えた、ネイキッドのルックスに惹かれ、VTR250に乗ることに。
尾張ライダーのにしむさんのツーリングスポットは、主に、愛知、岐阜、三重の東海地区が中心。
基本的に、オンロードな走りを楽しんでいるようです。
ふらっと、愛知から滋賀まで。
大学生らしく余裕で県をまたいでツーリングなんてこともよくあるそうで。
一番の思い出は、早朝の思いつきで、愛知から岐阜の白川郷まで行ったこと。
それも、もちろん下道です。
ノープラン+下道だったので、走行距離は500kmを悠に超えてのツーリング。
きっかけは、
「早起きしたから」
たったそれだけ。
老人のような健康的なノリで、500km走れるなんてすごい。
その代償は、
Vツインの振動でケツを破壊されたことと、友達に「バカじゃないの?」と罵倒されたことだそうです。笑
今となっては、笑い話。
これこそ、バイクの醍醐味ですね。
このVTRとは、苦楽を共にした仲。
もちろん、クラッシュも経験済み。笑
ふと深夜に、
「バイク乗りてぇ」
と、思い立ったのが運の尽き。
深夜の走りなれた河川敷で、踊るタコメーターとバンクする車体。
気分も乗って、スピードもそれなりで。
景色がいつもより早く過ぎていき、迎えたタイトなカーブ。
車体は想像以上に倒れずに...
「ヤバッ!」と思った時にはすでに手遅れ。
ブレーキはロックし、ガードレールに衝突。
その反動で、体は空中へ投げ出される。
景色がぐるりと回って、3mほど土手を落下。
「運よく土に落下したので、背骨にヒビと膝の靭帯損傷で助かりました!」
と、本人は語っていたのですが、
(全然運よくないし、致命傷やん...!)
と心の中で思ったのは内緒の話です。笑
その事故の傷。
メッキの剥げ具合から、なかなかの勢いで、ガードレールとキスしたご様子。
そんなクラッシュを経験したのにもかかわらず、機関良好。
VTR250恐るべし...笑
が、バイクの左半身には所々、傷跡が...。
そんな苦楽を共にしたVTR250ですが、今は大型に乗り換えを検討してるとか。
「R1で石原さとみを迎えに行きたいですね!」
と、嬉々と目を輝かせながら語っていたのは、ドラマ「リッチマン、プアウーマン」で小栗旬がYAMAHAのR1に乗って、石原さとみを迎えに行くシーンを再現したいのだとか。
現在の候補は、CBR1000R、H2、R1のようで。
ぜひとも爆音のH2で彼女の迎えに行って欲しいものです。笑
今の愛車VTR250はこんなお姿。
ウインカーは汎用のウインカーに交換済み。
反対側のウインカーは事故の影響でビニールテープで、しっかり(?)固定。
レバー、ミラー、グリップは交換済み。
バーエンドもボディカラーと合わせてカスタマイズされていて、スタイリッシュなハンドル周りになっています。
マフラーは社外品に交換済み。
TSRのマフラーは、Vツインの音をいい感じに演出。
うるさすぎず、低めに響く音は、ちょっと大人な印象。
リアウインカーも交換済み。
こちらはデイトナの貼り付けウインカーですね。
もちろん、フェンダーレスでリア周りもスッキリ。
やはり、VTRとえばトラスフレームですね。
青の車体に、黄色のリムストライプもセンスが光るところ。
にしむさんとは、instagramで
「ツーリングいきませんかー?」
と声をかけたのがきっかけで、木曽三川公園カレーツーリングで出会いました。
なかなかのフレンドリーっぷりを発揮する、現在大学4年生。
就活はすでにフィニッシュしており、ツーリングライフを満喫してるそうです。
なんでも、ツーリングメンバー募集サイトにて、大学生のツーリングサークルを主催しているとか。
このあとの「My Ride Story」に登場する、CB1300乗りのカイデンくんともそこで知り合ったのだとか。
もし、東海で「青VTR250+PSY風黒サングラス」のにしむさんを見かけたら、ヤエーや声をかけてあげてくださいー!
きっと気さくに答えてくれるハズ…!