バイクの数だけ、旅がある。
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ここは、東海のバイクライダーの物語を紐解く場所。
「My Ride Story」
ドノーマルでも、カスタムでも。
東海ライダー達の、愛車との「今まで」
そして、愛車への「想い」を綴ってゆきます。
【My Ride Story】Vol.10:FZR250R(YZF-R6仕様)
RIDER:n氏
Motor Cycle:YAMAHA FZR250R(YZF-R6仕様)
以前、CBR125Rに乗っていたn氏がこの度、バイクを乗り換えました。
「FZR250R」です。
知り合いから格安で購入した「FZR250R」。
機関は良好。
なんと、全オーナーがレッドバロンにて、OH済み。
カウルは片側が割れていますが、ぱっと見かなり綺麗な車体でした。
年式は1992年式で、現在25歳。
それでも、250ccとは思えない4発マルチの超いい音を響かせてます。
ローリング族が全盛期の時代をローリングしていた方々ならば、懐かしく感じるのではないのではないでしょうか!
こちらの車体は、規制前の仕様で45馬力。
以降のモデルは、40馬力へパワーダウンしています。
45馬力って、現行の400cc並みの馬力。
タコメーターも3000回転からしか表示がなく、アイドリング状態でタコメーターはピクリとも動きません笑
そして、レッドゾーンは16000回転と、笑えるくらい回っていきます。
僕が乗車した時は、14000回転までしか回してないのですが、めちゃめちゃ楽しいです。
高回転になるにつれ、F1みたいな音でエンジンが回っていくのが最高にそそりますね。
さらに250ccなのにフロントブレーキは、なんとブレンボのダブルディスクブレーキ。
うらやましいぃぃ!!
車体の特徴として、EXUP(エグザップ)を搭載しています。
EXUPとは、
マフラーの中に可変バルブを設け、エンジンの回転数、速度、スロットル開度、スロットル開閉速度、使用しているギアの情報をもとに制御され、エンジンの回転数の応じてモータによってバルブを開閉するシステムです。これにより、低回転時は排気管を絞って内部の圧力変動を抑え、高回転時は排気管を開くことで排気を流れやすくすることでエンジンの吸気機能の低下を防ぐことができます。
ものすごく簡単に言うと、吸排気の流れを最適化してトルクを改善する機構ってこと。
ものすごく、速く走れそうですが、乗りこなす自信はありません。
この辺に関してはn氏も同意。笑
が、山道を疾走することもなく単独事故。
FZR250R、中破
センターラインをはみ出してきたトラックを回避しようとして、転倒してしまい、カウルはバキバキに。
n氏はそこで、以前から目をつけていた、才谷屋から出ている「FZR250R」を「YZF-R6」仕様へ変更するキットの購入を本気で視野に入れました。
その後は、カウルがボロ雑巾のような状態で走るわけにもいかず、簡易型ストリートファイター仕様へ変更。
これはこれで、なかなかありなのではないでしょうか。
縦のネイキッド?ハーフカウル?の2眼へ換装。
ステーは、カウルを固定するためのものを取り外していないので、テキトーな感じでライトがくっついています。
固定が雑すぎて、ミラーに映る「FZR250R」のハイビーム(上)が対向車線を照らしていた時は笑いました。笑
その後、才谷屋より「FZR250R」の「YZF-R6」カウルキットを購入。
もちろん未塗装の白ゲルコートなので、このまま装着するわけにもいかず、自家塗装でワインレッドに塗りました。
缶ではなく、ガンで塗ってます。
さらに、装着に不要なステーは切断して、純正に戻すという退路も断ちました。
ちなみに、普通の人は「スプレーガン」や「ディスクグラインダー」なんて持ってねーよ!
とお思いかもしれませんが、この男、見かけによらず「自動車整備士」の資格保有者で、愛車は新車で買った「TOYOTA 86」です。
生粋のいじりバカです。(いい意味だよ!!)
何はともあれ、無事に才谷屋の「YZF-R6」のカウルキットを無事に装着できました。
車体はワインレッドに、黒を塗り分けしています。
現状は、換装キットをポン付けした状態なので、メーター周りやエアインテークの中などはまだガラガラ。
ヘッドライトに関しては、「YZF-R6」用のものを装着しています。
「スクリーンがついてないじゃん!」
と思った方も多いハズ!
僕も思いました!!
そしてツッコミました!!
「スクリーンついてないじゃん!!」って。
答えは
「そのうちつける」
だそうです。
他のディティールを見ていきます。
これが噂のダブルディスクブレーキ。
ミラーはハンドルミラー。
若干手に干渉するのが気がかりですが、スタイリッシュさは抜群。
視認性に関しては、皆無です。
ウインカーは貼り付けタイプのスモーク。
塗り分けたところにうまく合わせています。
テールももちろん「YZF-R6」仕様。
ナンバーにモザイクをかけているのでわからないのですが、ナンバーに反射するテールランプがかなりいい感じ雰囲気を出しています。
細かいLEDもかっこいいですね。
リアウインカーのスモークが強すぎて昼間だと方向指示が見えないのが、若干危ない。
ただ、スタイリッシュさは抜群。
今後は細かいところを調整していくとのことです。
上述した、エアインテークやミラーの視認性など。
更新があれば、記事もアップしていきます。
ちなみにですが、このカウルを換装するまでの費用は10万ほどらしいです。
ぱっと見完全に「YZF-R6」です。
横から見ればかなりいい感じにR-6感を出しているのではないでしょうか。
後ろから見れば、タイヤの細さでバレてしまいますが。
「YZF-R6」の見た目で、フルスロットルで峠を走りまわれるなんて、すごく魅力。
軽い車体も相まって、峠走りは相当楽しいではないでしょうか。
ハリボテYZF-R6
FZR250(YZF-R6仕様)を見かけた際には、手を振ったり、「n氏でしょ?」と声をかけてあげてくださいね!
【CBR125Rの記事はこちら】