最近気づいたのです。
ロングツーリングで疲れの原因は下半身にあると!
特に、フルカウルのバイクのような前傾姿勢になる車種では特に。
ツーリングを終えたあと、
「なんか肩がこるなぁ」
とか
「腕が張ってるなぁ」
とか、感じている方は僕と同じ原因かもしれません!
使ってみたいと思っている、対策やグッズをまとめたので、参考になればと思います!
原因を図解してみた
先日、往復250kmのツーリングに行った時のことでした。
気温も24℃ほどで、それほど暑くなく、上着はメッシュジャケット。
ズボンは、レザーのパンツを履くには暑いので、GUの黒スキニーパンツ。
動きやすく、割と快適に感じた装備でした。
目的地の茶臼山高原。
登りのワインディングを存分にエンジョイ!
問題は、帰り道の下りです。
この時点で100kmはゆうに走っています。
ノンストップで走り続けたのも原因かもしれません。
以下図解です。
僕のバイクは、CBR400Rです。
ハンドル位置はそれほど低くないですが、セパハンではあります。
体は起きていますが、若干の前傾姿勢です。
なので、運転するときは、基本的に膝でタンクを挟み込むニーグリリップをしています。
腕で体を支えると、疲れるので。
このニーグリップが長時間走ると、ダレるのです。
普段、体を鍛えるという概念とは、違う世界で生きているので、体力的に、長時間走行ではニーグリップの限界を迎えることもしばしば。
すると、どうなるかというと...
ニーグリップができなくなると、坂道やブレーキングで慣性が働く時に、下半身での踏ん張りが効かなくなります。
茶臼山で下山しているときに、僕の前には車が数台連なっており、カーブが連続する道での追い抜きは危険。
なので、車の後ろをまったりペースで走っていました。
が、10kmの長さを超える下りは、カーブでのブレーキングが連続。
すぐに僕の股関節は限界突破し、ちんこがタンクにコンニチワ。
使用機会が少ないとはいえ、大事なムスコ。
なので、体の防衛本能が自動で作動するのです。
すると、どうなるかというと...
足で体を支えられなくなったなら、腕で支えるしかありません。
ブレーキングのたびに、体重を腕で受け止めながら走る状態に。
さながら、ソフトな腕立て伏せをしている感じです。
さらに僕の場合は、カメラやおみやげなどが入ったリュックを背負っています。
リュックをタンデムシートに乗せているとはいえ、負担は倍増ですね。
骨と皮の腕では長時間支えるのはしんどいですね。
この時の僕はどうだったかというと...
体重を手のひらで受けると、二の腕だけでは支えきれなくなります。
すると、腕をつっかえ棒のように伸ばし、体を支えます。
結果、肩に負担がかかり、肩こりのような状態になります。
気持ちは、
「一刻も早く帰りたい。」
また、長時間の走行も相まって、ヘルメットの重さで首は回らなくなり、同じ姿勢で走り続けるので、腰が痛くなります。
「はぁ!肩と腰と首がいてぇ。」
さながら老人のようですね。
ここまでが、僕が感じたロングツーリングでの疲労の症状です。
さらに、原因を絞っていくと、以下のことが挙げられると思います。
1.滑りやすいパンツで、体が滑りやすくなっていた。
2.こまめな休憩をとっていなかった。
3.リュックにものをいれすぎていた。
4.鍛えが足りない。
5.気合が足りない。
後半に関しては、心の弱さを露呈しているだけになっていますが、主な対策はズバリ
いかに体が滑らないようにするか
ではないでしょうか!
僕は特に、左右に腰を振って走るわけではないつもりなので、通常の運転姿勢が楽なポジションでキープできることが、とても大事だったりします。
以前書いた快適グッズとは、違う視点で、個人的に身をもって感じた解決策を探って行きたいと思います。
ちなみに以前まとめた快適ツーリング記事はこちら。
滑らない対策まとめ
ということで、僕の疲労の原因は大いにパンツにあるのではないかという結論にいたりました。
特に夏!!
(理由については後述)
なぜなら、
・ヘルメットはとても軽い「Z-7」装着しているので、メットの問題はなし!
・スロットルアシストを装着しているので、直接的な肩こりの原因は対策済み!
・ポジションはそこまでキツくない純正仕様(笑)
という感じなので、意外にも快適な状態であるといえます。
なので残りの対策をパンツに施していこうと思います。
対策1:滑らないパンツを履こう!
僕が特にパンツが滑ると感じるのは、夏です。
なぜなら、気温の低い季節は、レザーパンツを履くからです。
そして、レザーパンツは滑りません!!!
ビタッとシートに張り付いているような感覚です。
レザーを履いた後と、そうでない時のツーリング後の疲労感は、マジで全然違います。
自分でもびっくりするくらいです!
200km走った後でも
「俺、全然つかれてないからまだ、余裕で走れるよ」
なんて、ミサワ的なことを言ってしまうほど、レザーパンツは疲れません。
レザーって滑らないだけではなく、素材が厚いので振動も吸収してくれている感じもします。
なので、その分疲れにくいのではないでしょうか。
ちなみに僕が履いているレザーパンツはこれです。
冬は、若干股間が寒いですが、これで問題なし!
すごく気に入ってます。
が、いかんせん夏は暑い。
というわけで、夏にも履けるレザーパンツを探してみました。
コミネ(Komine) バイクパンツ スポーツライディングレザーメッシュパンツ
完全にレザーではないですが、部分的にレザーを使用しているパンツです。
もちろんお尻はレザー素材で、滑り止め効果もバッチリ。
また、ポリエステルのメッシュも使用しているので、夏場の通気性も問題ないはず!
ルックスはスポーティーなので、フルカウルバイクや、スポーツネイキッドのバイクにはぴったりですね。
見た目もスポーツなのは、プロテクターを装備しているので、安全性もバッチリ。
炎天下に膝すりトライをする方にも、ピッタリだと思います。
HONDA RIDING GEAR ホンダ ライディングギア:プロテクトメッシュライディングパンツ
ホンダさんから出ている、メッシュパンツです。
お尻の部分、肛門の両サイドあたりに、滑り止め素材がついています。
メッシュ部分は限定されていますが、ももとパンツの裏側には、小さいながらも滑り止めが装備されています。
HONDAライダーではないと、ちょっと違和感を感じるかもしれませんが、CBR400Rに乗る僕にとっては、アリな一本です。
Clooney MP02 メッシュ 本革 パンチングレザーパンツ
これが本命ですね。笑
ごついですが、僕はこの「Clonney」というメーカーのジャケット、パンツをすでに3つ持っています。笑
冬用のレザージャケット、冬用のレザーパンツ、夏用のパンチングレザージャケットときているので、残るはあと、夏用のパンチングレザーパンツのみとなりました。
エグゾディア的なアレです。
着心地ですが、詳しくはコチラをご覧ください。
サイズも問題ないし、皮が馴染んでこれば硬さは感じません!
若干の重量感がありますが、もう慣れました。
インナーメッシュということあり、着心地もサラサラ。
また、インナーベストを装着できるので、寒暖差の激しいツーリングでも快適です。
ちなみに、弟のHONDAジャケットのインナーを装着してみましたが、普通に取り付け可能でした。笑
サイズ感ですが、僕は177cm、64kgですが、Lサイズでピッタリ。
ジャストな感じです。
価格も16,000円とお値打ちで、皮のクオリティも非常にいいと思います。
回し者みたいになってますが、かなりオススメです!笑
対策2:ニーグリップパッドをつけよう!
ニーグリップパッドとは、ガソリンタンクの両脇にとりつけ、タンクを挟み込む太ももが滑らないようにする滑り止めです。
トラクションパッドとも呼ばれたりします
見た目のスタイリッシュさは、若干陰ってしまいますが、効果は絶大のようです。
ブレーキや坂道の慣性で、体が前のめりになるのを防いでくれる効果なので、ツーリングの終盤に効果を発揮してきますね。
安価なものから、意外に高いものまでさまざま。
STOMPGRIP[ストンプグリップ] トラクションパッド
ニーグリップパッドといえば、ストンプグリップのイメージですよね。
ライコやにりんかんにも置いてあります。
品質や性能については折り紙付きです。
世界中のレースシーンで使われており、なんとマン島TTでは90%の車両が装着しているらしいです。
値段は7,000円強とお高めですが、性能に見合うだけの価値はあるかと!
ツーリングだけではなく、サーキット走行もやっちゃうようなライダーにもぴったりですね。
正直、僕にこれは値段的に予算オーバーかな。笑
Bruce & Shark(ブルース・サメ) タンク サイド パッド プロテクター 左右セット
コスパ!!!
という感じのニーグリップパッドですね。
道の駅などで、割と多くのバイクについているイメージです。
車種を問わず装着できる上に、値段も安く、グリップ力も問題なし。
「みんなと一緒」という点を気にしなければ、もうこれで決まりでしょう!
ただ、グリップのボツボツ?は若干硬めのようなので、パンツの種類を選ぶかもです。
お安いので、その点を一度試してみる価値はアリかもです。
デイトナ(DAYTONA) PROGRIP サイドグリップパッド
こちらは自分でカットするタイプのニーグリップパッドです。
タンクの形状が特殊な場合や、自分の好みの形で貼り付けたいという方にぴったり。
太ももが設置する部分だけに貼り付けたり、パッドの形にこだわったり。
オリジナリティを出すこともできますよね!
また、カットサイズを調整すれば、2台目のバイクにもニーグリップパッドをつけたい場合、これ一枚で事足りますね。
EnergyPrice(エナジープライス) ニーグリップパッド
カットするのは面倒だけど、個性は出したい。という方にぴったり!
小分けされたグリップを貼り付けるタイプのものです。
なんと、この小さい丸シールは、全部で44個もあり、バイクを問わずに取り付けられるという汎用性がありますね!
カーボン調なので、レーシーなバイクにもぴったりかも。
ただ、ペタペタ貼り付けんのがめんどくさいという僕みたいな方にはお勧めできないかも。笑
ちなみに、ブラックもあります。
RIDEA 汎用カーボンタンクパッド&ニーグリップパッドセット
ポイントは、ズバリ統一感!
タンクパッドとニーグリップパッドがチグハグだと、いくらバイクがかっこよくても、センスがないと思われてしまうかも。
これなら、レーシーなトーンを崩すことなく、グリップを手に入れることができますね。
まだ、バイクを買ったばかりで、これからタンクパッドも取り付けようと思っている方には、ぴったりなのではないでしょうか!
これは意外にもアリなのではないでしょうか。
というのがニーグリップパッドのまとめですね。
装着する前に、自分のバイクのタンクサイズを確認して、ニーグリップパッドが取り付けられるか確認しましょう!
対策3:筋トレしよう!
これも割とアリな対策なのでは、と思い調べて見ました。笑
バイクを挟み込む内腿の筋肉は、「内転筋」と言われています。
この「内転筋」を鍛えることで、得られる効果は、バイクをはさみこむグリップ力だけではなく、
・O脚矯正
・骨盤の安定
・身体バランスが整う
などの効果があるようです。
その具体的な鍛え方は・・・
ワイドスタンススクワット
・肩幅より広めに両足を広げる。
・背筋を伸ばしたままゆっくりと腰を下ろし、太ももが地面と平行に。
・息を吐きながら、かかとに体重が乗るように意識して体を持ち上げる
10回×3セットが目安のようです。
いきなり筋トレ講座になりましたが、地味にこうゆう努力って大事な気がします。
100gの軽量化をするためにパーツにお金をかけるより、ライダーが痩せた方がいいんじゃね?って思っちゃう人なので。
気合いに関しては、もう、気合いでなんとかするしかないですね。笑
まとめ
ロングツーリングを快適にするには、いかに滑らないようにするかがポイントだと思います。
amazonのレビューとかを見てみると、滑らないだけでロングツーリングが快適になったなんてコメントが意外にあったりするので。
個人的には、ニーグリップパッドを購入しようかなぁと思っています。
コスパを考えると、パンツを買い換えるのはちょっとお財布に響きますね。
また、ツーリング先でぶらぶらするときに、ライディングパンツだと、
「俺ライダーです!!!」
とアピール感をプンプン醸し出しそうなので、とりあえずは、ニーグリップパッドにしようと思います。
僕がロングツーリングの疲れの原因は下半身だと思っているのですが、それ以外に疲労の原因は多々あると思うので、コチラの記事も参考にしていただければと思います。
それでは、良いロングツーリングを!
Have a nice 東海バイクライフ!