バイクの数だけ、旅がある。
ライダーの数だけ、出会いがある。
ここは、東海のバイクライダーの物語を紐解く場所。
「My Ride Story」
ドノーマルでも、カスタムでも。
東海ライダー達の、愛車との「今まで」
そして、愛車への「想い」を綴ってゆきます。
【My Ride Story】 Vol.16 Ducati Panigale V4S
RIDER:makutu
Motor Cycle:Ducati Panigale V4S
今回のスーパーバイク、Ducati「パニガーレ V4S」を駆るライダーは、makutuさん。
この「My Ride Story」をシリーズ通してご覧いただいている方はお気づきかもしれませんね。
そう、以前、SUZUKI「GSX-R1000」のライダーとして紹介させてもらった方です。
現在、Ducati「パニガーレ V4S」のライダーとして、この「My Ride Story」に再び登場していただきました。
SUZUKI「GSX-R1000」のライダーでありながら、Ducati「Panigale V4S」を増車したのか?
答えは否です。
残念ながら、SUZUKI「GSX-R1000」は、事故でお亡くなりになってしまわれたそうです。
というのも今年の3月に自動車との衝突事故で、大破。
自身も膝と骨盤を骨折し、1ヶ月の入院。
T字路で、右折してきた車がオーバーランでセンターラインを割り、衝突してしまったそうです...。
1ヶ月の入院生活の後は、セカンドバイクであった、KAWASAKIの「Dトラッカー」でライダーとして復活を遂げ、ツーリングを楽しんでいたそう。
インスタでの投稿を拝見させてもらっていましたが、makutuさんのツーリング仲間は、大型SSばかり!
投稿された写真も、「CBR1000RR」「GSX-R1000」「YZF-R1」「パニガーレ 1299」「S1000RR」などいずれも大型SSの中に「Dトラッカー」!!
一緒に走れば、車格も違えば、加速も違う。
以前は、そんなメンバーのSSに追いつくために、「CBR400R」から「GSX-R1000」乗り換えたはずなのに、再び「Dトラッカー」で、ぶっちぎりされる日々に逆戻り。
「Dトラッカー」は、軽くてトルクもあって、走って楽しいバイクです。
ですが、「Dトラッカー」は、決して早く走るバイクではありません。
かたや普段のツーリングメンバーは、大排気量のSS。
その結果、一緒に走っても、高速道路では、ほぼ置き去り状態。笑
「こっちは100kmしかでねーっつーの」と言葉にしても、遥か彼方のメンバーには届きません。
そんな経緯から、再びリッターSSを買うことを決意!
そして、選んだのはは、「パニガーレ V4S」!!!
お値段込み込みで、370万円!
半端じゃないですね!
「Panigale V4S」なんて、至高のSSです。
決断力も、財力も半端じゃないです!!
とにかく近くで見ると、本当に美しいバイクです。
「パニガーレV4S」といえば、MOTO GPマシンと同形式のV型4気筒エンジンを搭載し、完全新設計の新世代スーパーバイク。
さらに、馬力は214ps!
パワーウエイトレシオ0.91!
という驚異的な運動性能をサポートする電子制御の数々。
6軸慣性測定ユニット、トラクションコントロール、スライドコントロール、ウィリーコントロール、エレクトリックサスペンション、コーナリングABSなど、様々な電子制御の装備が搭載されています。
ライディングモードは、ストリート、スポーツ、レースと3つ用意されており、電子制御によって、ライディングをサポートするのだそう。
また、モード別に設定数値を設定・変更できるようなのですが、makutuさんいわく、
「機能が多すぎて、使いこなせん。説明書がぶっとくて、全部読んでない。」
とのこと。笑
サーキットでコンマ1秒を争うような上級者でもない限り、ツーリングシーンでは、あらかじめ設定された3つのモードで十分に、パニガーレの性能を楽しめるそうです。
当然ながら、SUZUKI 「GSX-R1000」と比べても、圧倒的に速いとのこと。
それは、加速はもちろん、パワー、トルク、コーナリングの回頭性、重量などトータルで早いとのこと。
さすがに、全開性能を引き出すためには、峠ではなくサーキットですね。
また、このパニガーレには、「パニガーレ V4」「パニガーレV4S」「パニガーレV4スペチアーレ」がグレードとして存在しており、上位グレードである「パニガーレV4S」には、
■オーリンズ製電子制御サスペンション&ステアリングダンパー
フロント
リア
■鍛造アルミホイール
■リチウムイオンバッテリー
などが装着されています。
ちなみに「パニガーレ V」では、前後のサスペンションは「SHOWA/ザックス」の機械式サスペンションです。
タイヤは納車時から、ピレリの「ディアブロ スーパーコルサSP」が装着されており、戦闘準備は万端だったようです。
また、さすがは至高のバイク。
装備やディティールも素晴らしいです。
メーターは5インチのフルカラーディスプレイ搭載されており、夜間での視認性も抜群。
リアテールはラインLEDが搭載されており、美しい曲線が流れます。
あと、後ろで走ると眩しいです。
このラインがほんとに美しい。
また、シートからリアカウルにかけてが中空になっており、テールランプの光が間接照明となって、非常に美しく光ります。
また、フレームスライダーが装着されていますが、主張せず赤色のラインが車体とマッチしているため、全く違和感がありません。
傷がついたら悲しいだけでなく、修理費も膨大に。
高級外車に、保険はかけておいて損はないですね。
主に、愛知県三河で「パニガーレ V4S」を見かけたら、間違いなくmakutuさんです。
ものすごく優しい雰囲気で、気さくな方なので、すれ違った際にはヤエーよろしくです!