Ninja400に試乗してまいりました!!!
先日の「Kawasaki Motor Show」で案内された、「Plaza Kawasaki」での試乗会へ参加してまいりました。
いやー、面白い。
実に面白いバイクです、Ninja400。
あと、試乗会に人来すぎ。
まじで来すぎ。
これほとんど、試乗会に来たライダーのバイクね。
この集まり具合からして、いかにライダー達の気をひいているバイクかということがわかりますね。
ただ、12:00に受付したのに、試乗できたのは、18:00ってどゆこと!?
お店周辺を3時間ほど走っても、がっつり時間に余裕がありました。笑
久しぶりに、どっぷり待ちぼうけてました。
その甲斐あって、なんとか新型「Ninja400」・「Ninja250」に試乗できました。
日はすっかり落ちて、ナイト試乗会になりましたが。笑
今回は「CBR400R」のライダーである僕が、同じフルカウル400ccバイクの「CBR400R」と「Ninja400・250」の違いを綴っていこうかと思います。
あくまで素人の感想ですが、バイク選びのお役に立てばと思います。
Ninja400・Ninja250
まずは、2台のスペックから。
全てではありませんが、簡単にまとめました。
Ninja400 | Ninja250 | |
全長(mm)/全幅(mm)/全高(mm) | 1,990/710/1,120 | 1,990/710/1,125 |
最低地上高(mm) | 140 | 145 |
シート高(mm) | 785 | 795 |
車両重量(kg) | 167 | 166 |
燃料消費率(km/L) | 32.0 | 37.0 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ |
排気量(cm3) | 398 | 248 |
圧縮比 | 11.5:1 | 11.6:1 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 35[48]/10,000 | 27[37]/12,500 |
最大トルク(N・m/rpm) | 38(3.9/8,000) | 27(2.3/10,000) |
燃料タンク容量(L) | 14 | 14 |
パワーウェイトレシオ(車重/馬力) | 3.47 | 4.48 |
タイヤサイズ 前/後 | 110/70R17M/C(54H)/150/60R17M/C(66H) | 110/70-17M/C(54H)/140/70-17M/C(66H) |
価格 | 699,840円(本体価格648,000円、消費税51,840円) | 629,640円(本体価格583,000円、消費税46,640円) |
大きさ自体は同じフレームを使っているので、それほど差はありませんね。
実際僕も車種を乗り比べてみましたが、アクセルを回して加速するまでは、その違いはほとんど分かりませんでした。
共通して言えることは、乗りやすい。
まずは、軽さ。
160kg台で、「CBR250RR」や「YZF-R25」と同クラス。
フィーリングは「YZF-R25」に乗った感覚に近く、非常に軽快にコーナリングできました。
軽いので、街乗りでの旋回性も高く、街乗りでもワインディングでも楽しめること間違いなしという印象。
ポジション
セパハンでスポーツルックスだが、ハンドル位置自体が低すぎないので、特に苦には感じませんでした。
姿勢は状態が起き過ぎず、若干の前傾姿勢になる感じ。
「Ninja400・250」に乗るライダーの姿は、スポーティーな感じに見えるのではないでしょうか。
また、クラッチも「Ninja400」・「Ninja250」ともに、すごく軽い!
ロングツーリングも非常に快適に走れそうな印象です。
パワー
これは圧倒的に、「Ninja400」!
排気量が違うので、当たり前ですが、アクセルを回した瞬間の加速感が違う。
「Ninja400」は「Ninja250」に比べて、加速時にバイクに引っ張られる感覚で加速していきます。
マジ楽しい。
外観
外観での差は、ほとんど感じられませんでした。
リアタイヤの太さとか、マフラーの長さとか、リフレクターの有無とか。
細かいところが違うかな。
言われなければ気づきませんでした。笑
大きく違うところが、カラーパターンですね。
■Ninja400
・メタリックスパークブラック
・キャンディバーントオレンジ×メタリックマグネティックグレー
・ライムグリーン×エボニー(KRT Edition)
■Ninja250
・キャンディプラズマブルー
・パッションレッド×メタリックフラットスパークブラック
・ライムグリーン×エボニー(KRT Edition)
ブラックのカラーは「Ninja400」一択ですね。
そのうち、「Ninja250」でも、ブラックカラーが出そうな気がしますが...。
ここからはプラザカワサキに置いてあった、「Ninja400」の「キャンディバーントオレンジ×メタリックマグネティックグレー」です。
このカラーパターンはかっこいい!
ブレーキには「ABS」。
こちらは、2018年から「ABS」の装着が義務化されたため、標準で搭載されています。
そのため、ラインナップにも、「ABS非搭載モデル」はありません。
テール周りもシャープですね。
「Ninja400」なので、150mmのタイヤを履いています。
個人的には、やはりリアフェンダーはいらないかなぁ。笑
リアのインナーフェンダーも装着済み。
オプションで取り付ける必要がないのは嬉しい。
メーターはアナログタコメータにーに、デジタルスピードメーターのハイブリッド。
かなりシャープですね。
シフトインジケーターが標準で装備されているのも嬉しい。
兄弟車と並ぶとこんな感じ。
大型とも遜色ないかっこ良さですね。
うん、一言で言って、速くてかっこいいバイク。
感じたCBR400RとNinja400の違い
結論から言ってしまうと、2台の違いは方向性かな。と。
よりスポーティな走りを楽しみたいなら「Ninja400」
スポーツルックスに、快適さを求めるなら「CBR400R」
というのが、2台を乗り比べた違いをふまえた上での僕の感想です。
感じた細かい違いは、以下にまとめたので、参考になれば幸いです。
Ninja400に試乗した、 CBR400Rライダーの率直な感想です。
若干、テンションが上がっております。
ポジション比較
※あくまで素人が作成したものなので、参考程度に。
この図を見ると、Ninja400の方がアングルが深く、スポーティーな印象を受けましたが、実際乗ってみるとそこまでの違いを感じませんでした。
試乗店の周りをぐるっと回っただけなので、ロングツーリングになると話は別になる可能性もありますが...。
「Ninja400」のポジション、思ったほどキツくない。
それよりも気になったのが、「CBR400R」に比べ「Ninja400」は、窮屈さを感じました。
「そんなの慣れだろ」と言われてしまえばおしまいですが、手足の長い人にとっては死活問題。
おそらくステップの位置が若干高く、ハンドル位置が体に近いため、そう感じました。
「CBR400R」の方がゆとりがある。
しかし、言い方を変えれば、「Ninja400」の方が、より車体との一体感を感じやすい。
どちらがいいか。というのは、人それぞれなので、好みですね。
トコトコなロングツーリングに慣れている僕は、「窮屈 > 一体感」という印象を受けました。
足つきに関しては、785mmと同じシート高だけあって、どちらも同じ。
176cmの僕が跨ってベタ足に若干膝が曲がるので、信号待ちでも安心です。
スペック比較
スペックをざっくりとまとめてみました。
やはり、軽さの違いが際立ちますね。
Ninja400 | CBR400R | |
全長(mm)/全幅(mm)/全高(mm) | 1,990/710/1,120 | 2,080/750/1,145 |
最低地上高(mm) | 140 | 140 |
シート高(mm) | 785 | 785 |
車両重量(kg) | 167 | 192 |
燃料消費率(km/L) | 32.0 | 39.7/td> |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ |
排気量(cm3) | 398 | 399 |
圧縮比 | 11.5:1 | 11.5:1 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 35[48]/10,000 | 34 [46] /9,000 |
最大トルク(N・m/rpm) | 38(3.9/8,000) | 37(3.8/7,500) |
燃料タンク容量(L) | 14 | 16 |
パワーウェイトレシオ(車重/馬力) | 3.47 | 4.21 |
タイヤサイズ 前/後 | 110/70R17M/C(54H)/150/60R17M/C(66H) | 120/70ZR17M/C(58W)/160/60ZR17M/C(69W) |
価格 | 699,840円(本体価格648,000円、消費税51,840円) | 699,840円~(消費税込み) |
Ninja400に乗って、一番印象に残っている感覚は「加速感」です。
街中なので、フルスロットルにはできなかったのが残念ですが、そんな中でも、強く感じたのが加速感です。
特に2・3速で、3,000回転あたりから、ぐっとアクセルを回したときに、バイクにバイクに体が引っ張られる感覚が「CBR400R」より、非常にありました。
動画で「軽い!楽しい!」と連呼しているのは、この感覚がたまらいのです。
軽い車体と相まって、ぐんぐん前に進んで行く感じがする。
本当に「操って楽しいバイク」です。
この点「Ninja250」は、ググッと加速していく感じが「Ninja400」に比べて薄い。
排気量差があるので、当然ですが、同車格の「Ninja400」に乗った後に「Ninja250」に乗ると、味気ない印象になってしまいました。
加速をあらわすパワーウエイトレシオで見ても、
Ninja400:3.47
CBR400R:4.21
と、数値でもNinja400の方が速いことが明らかです。
さらにこの3.47という数値は、61馬力を誇る規制前のGSR400(3.52)やMC22型のCBR250RR(3.49)よりも高い数値なので、加速感がいいのは当然といえば当然ですね。
また、エンジンパワーはほとんど変わりませんが、加速感を印象付ける要因は、やはり車重ですね。
Ninja400:167kg
CBR400R:192kg
「Ninja400」は、とにかく、軽い。
コーナーリングが楽しい。
ちょっと体をずらせば、クイックに車体が反応してくれる。
コーナーに入る前は、ちょっとワクワクしてしまいます。笑
「CBR400R」と比べてみても、非常に軽快にバイクを操ることができる。
ほぼ200kgの「CBR400R」は、やはり重さは感じます。
ただ、重さが悪いかと言われると、そうではないと思います。
「CBR400R」には「Ninja400」にない、安定感があります。
ロングツーリングを想定すると、風や道のギャップなどに、心をすり減らしながら走るということはありません。
「CBR400R」の方が太いタイヤを履いているので、安定感が高いのもうなずけます。
乗り比べてわかったのですが、
「CBR400R」は、それなりの速さで快適に。
「Ninja400」は、加速とワインディングをスポーティに楽しむ。
というバイクだと思います。
「Ninja400」はやはり面白いです。
250ccの車格に400ccのエンジンが載っているということが、体感できる加速感があります。
168kgという軽量の車体でヒラヒラコーナリングをし、48馬力というパワーでぐんぐん前に加速していく。
「CBR400R」は走っていて安心感がある。
ある程度ゆとりのあるポジションで、安心して遠くに行ける。スポーツ走行だって楽しめます。
まとめ
「Ninja400」。
非常に楽しいバイクです。
軽くて、早くて、乗りやすい。
それに、ABS付きで60万円台と、ライトユーザーにとっては、かなり魅力的なバイクですね。
もし、「Ninja400」と「Ninja250」のどちらを買うか?
と聞かれれば、僕は「Ninja400」と即答しますね。笑。
おそらく、2台の購入を検討している方は、値段と維持費が懸念点だと思うのですが、400ccと250ccの維持費はそこまで大きな差はありません。
車体価格も7万円の差ですが、僕はあの加速感に7万円の価値は、間違いなくあると思います。
また、「CBR400R」との比較ですが、これはライダーの走るスタイルの好みですね。
走りの速さやを求めるなら「Ninja400」
ツーリングに快適さを求めるなら「CBR400R」
といった感じですね。
あとは、見た目の好みかな。
「Ninja400」は確かにカッコいい。
でも僕個人としては、「CBR400R」の見た目が好きだなぁ。
ぶっちゃけ、愛着とか感情が入っちゃっているので、色眼鏡がかかっているかもしれません。笑
結局、心にザクッと刺さった方のバイクを買うのが一番幸せになれます。
好きなバイクに乗って、好きな場所に行って、たくさんの旅ができるのが一番。
バイクに優劣はないのです。好きなバイクに乗ればいいのです。
それでは、Have a nice 東海バイクライフ!
【新型2019年型CBR400Rと現行を比べてみました!】