ヘルメットたちよ。悩ませてくれてありがとう。
ブツブツ
「重さは1,400g台がいい。シルエットはマッチ棒みたいにならないように、小さく見えるようなやつがいいな。インカム使うし静音性も捨てられん… はっ!! インナーサンバイザー!? そんなものがあったなんて!ぜひついているのが欲しい。しかし、シェード部分のエアフローはどうなんだ?そもそもシェードの機構がつくと重くなるのでは…?それよりも値段が…予算を超え始めた…。
…俺は結局どれを買えばいいんだっ!? (ニヤニヤ」
という思考を何度も何度も繰り返しました。
こんな楽しい時間を提供してくれて、
メーカーさんに、ありがとうと言いたい!
今回はフルフェイスデビューする相棒探しに、寝ても冷めてもヘルメットのことしか頭になかった葛藤と、候補の機種とその理由について書きたいと思います。
今までは、どっちかというと情報をしっかり伝えられるように、"お役立ち情報"を書いていました。
なので個人的な思いは控えめでしたが、今回は個人的な感情を垂れ流したいと思います。
なので、ちょっと文体が変わりますが、ご了承ください。
ほんとは、
"感情垂れ流し型の記事" を書きたい、僕であります。
候補のヘルメットたち
僕が候補に挙げたモデルは、この4機種。
「OGK AEROBLADE-III (エアロブレード3)」
「OGK KAMUI II (カムイ2)」
「SHOEI GT-air」
「SHOEI Z-7」
です。
バイクはCBR400R(予定)で、
似合うフルフェイスが欲しい!
というのが、事の発端。
家にも3つほどヘルメットがあるのですが、
「後頭部がえぐれた、ジェットヘルメット」
「ガバガバで超重量級の、システムヘルメット」
「カブ用に買った、パイロットヘルメット」
という、謎のラインナップ。
ジェットに至っては、傷でシールドがスモーク状態いう、ほぼ走行不可メットです。
そして気づいたことは、確実にCBRには似合わないということ。
だったら新しいの買おう。
せっかくならいいのを買おう!
と、ヘルメット選びに悶々とした日々を過ごしていたわけです。
ヘルメット選びの基準1:大きさ
まず、大事にしたことは、シルエットが小さくみえること。
なぜかというと、カッコよくバイクに乗りたいから。
鏡の前で、「Mサイズくらいだろ!」と、
意気揚々と頭をメジャーで計測。
結果を見て、戦慄。
「おいおい、Mどころかワンサイズ飛び越えてXLじゃねーか!」
マジで変な汗が出ました。
そう、大きいんです。
僕の頭の周囲は61cmもありました。
ただでさえ頭の大きい自分が、さらに大きなヘルメットをかぶったシルエットは、
「つくし」「マッチ」「ボンバーマン」と
重量バランスに不安を感じるものを連想させます。
前から見ると、そうでもないのですが、どうやら僕の頭は前後に長いようです。
エイリアンタイプヘッドです。
というわけで、カッコよくバイクに乗りたい僕は、
小さく見えるシルエットが一番大事。
ヘルメット選びの基準2:軽さ
ツーリングの際に、
しばしば"超重量級システムヘルメット"を使うのですが、これをかぶって長時間走行を行うと、
もはやツーリングというより、筋トレです。
後方確認で振り返るたびに、首が持っていかれます。
とくに、ツーリング終盤になると、首が辛くても後ろを確認しなければならないという、
"安全に対する意志力"を問われている気がします。
そんな修行ライディングとは、おさらばしたいわけです。
一度、こっそり弟の「OGK KAMUI」を使用したのですが、首の快適性に感動しました。
今まで僕がかぶっていたものは、
「ボーリング玉をくりぬいた何か」だったんじゃないか…。と錯覚するほどに。
なので、軽さは正義。
というより、軽さは安全につながると実感しました。
ヘルメット選びの基準3:静音性
上二つにくらべると、それほど重要度は高くありません。
が、ヘルメット選考においては、一つのポイントです。
なぜかというと、
クリアな音声で、バイク動画を収録したいから。
youtubeに投稿するために、
アクションカムからマイクラインをヘルメット内にひいて、音声を拾いたいと考えているからです。
また、インカムでの通話に風切音を載せたくない。
というのも理由の一つです。
使用しているインカム『SENA SMH5』にも
ノイズキャンセリング機能はあるのですが、
正直、心もとないからです。
ヘルメット選びの基準4:その他
忘れてはいけません、予算です。
もちろん値段も大事です。
基本的に安い方を選ぶというのが僕の生き方。
(なんじゃそれ笑)
ただ、『安物買いの銭失い』を2回も実践しているので
(パイロットヘルメットには満足)
ちゃんと、自分にあった納得したものを買いたい。
という想いがあります。
予算はズバリ35,000円以内!
ワープワな僕にとっては、大金です。
しかし!背に腹は代えられません!
見た目第一!安全第二!
他に心を惹かれたポイントは、
インナーサンバイザーです。
逆光が眩しくて、対向車が見えないのはよくあること。
そしてそれは、とても危ないのです。
弟は逆光ビームに目を焼かれ、事故りました。
今では元気にCBR650Fに乗っておりますが。
なので、サンバイザーはとても心惹かれるところ。
ジャキン!って感じでかっこいいし。
が、大きさを一番に考えているので、
「サンバイザーがついてシルエットが大きくなるなら、いらないかな。」
と、思っております。
見た目に関しては、「HAQ」ステッカーを貼りたいので、黒orマットブラックにする予定。
個人的には、バリバリのグラフィックとかはいりません。
ぶっちゃけ、黒ければなんでもいいです。
ヘルメット候補1:OGK AEROBLADE-III (エアロブレード3)
まず、初めは「OGK AEROBLADE-III (エアロブレード3)」
これの特徴はズバリ軽さ!
重量1,375gという圧倒的な軽さ!
「ボーリングを玉をくりぬいた何か」をかぶっている僕がコレをかぶると、
おそらく無に感じるでしょう。
……言いすぎましたが、この軽さは魅力ですね。
首とか肩とかちょー楽そう。
修行ライディングに、グッバイ!
かなり魅力に感じます。
値段も、amazonで3万円弱と、予算内。
シルエットも小さめだし。
いやー、いい。
欲しいわ。
というわけで、第1候補。
【追記】
エアロブレード5が出て、エアロブレード3の値段が下がった今、コスパを求めるならこのヘルメットが最強かもしれないです。
静音性は、Z-7に劣りますが、軽さは本当に抜群。
ロングツーリングでも、疲れないので、フルフェイスのエントリーモデルとしては、マジでおすすめです。
ヘルメット候補2:OGK KAMUI II (カムイ2)
2つ目はこれ「OGK KAMUI II (カムイ2)」
「AEROBLADE-III (エアロブレード3)」に比べ、
重量は約1,550gと重め。
それでも、例のシステムメットよりは軽いはず。
というか、アレを比較対象に出したら、
かぶるヘルメットすべてに
「うわ、めっちゃこれ軽いやん!」と、
バカみたいに言いそうですね…。
また、この「KAMUI II (カムイ2)」には、
インナーサンバイザーが付いているんです。
耳のあたりのレバーを操作すれば、
ジャキン!とバイザーが現れる。
一人でドヤ顔したいです。半分隠れますが。
そして、一番のポイントは安いということ。
amazonで2万円強と、とにかく安い。
コスパという言葉に心惹かれる僕は、
とても魅力的に感じます。
ヘルメット候補3:SHOEI GT-air
「SHOEI GT-Air」です。
僕のエイリアンヘッドはXLサイズなので、重量は1,585g。
なかなかの軽さ。
GT-Airの一番の特徴は重量1,585kgで「サンバイザー」を搭載している点です。
また、標準でピンロックシートが付属してます。
(ピンロックシートとは、シールドに貼る曇りどめシート)
スピーカーのスリットもしっかり確保されているというのも嬉しい!
他の方のインプレを見ていると、
インナーのメガネスリットがとてもいいとのこと。
また、バイクに乗る際には、コンタクトを使用しているのですが、長時間走行は、さすがに目が乾く。
そんな時に、メガネに交換できたら嬉しいかも。
予算は若干オーバーですが、第3候補。
ヘルメット候補4:SHOEI Z-7
はい、大本命の「SHOEI Z-7」です。
以前の記事でも紹介しましたが、
これが、本命です。
まず、サイズ。
とても小さい。エイリアンヘッドを隠してくれるほどに。
流線型がカッコイイ。
軽さ。
ソリッドカラーモデルは、1,423gと軽量。
エアロブレードよりは劣りますが、
「マジで軽い」とのインプレ多数。
エアロブレードは「静かじゃない」というインプレが多数あったので、静かで軽いこちらの方が魅力的。
次に、静音性。
ばっちりです。追求された気密性とイヤーパッド。そしてエアロフォルム。
公式にも書いてありました。
「静かさ=快適」であると。
他にも「ピンロックシート」が標準装備だったり。
ブレスガードやチンガードが優秀だったり。
快適なメガネスリットが付いていたり。
いいですね。若干、値段は高めですが。
というわけで第4候補。
これもアリだった:AEROBLADE 5(エアロブレード5)
エアロブレード3の後継機として発売されたエアロブレード5。
エアロブレード3の最大の特徴である圧倒的な軽さはそのままに、課題点であった、静音性をさらに高めたモデル。
エアロブレード3は1300kg台でしたが、こちらは1,400kg台程度へ。
その分、静音性を高めています。
最大の特徴は、シールドのロック機構が中央にあるということ。
シールドの中央でロックすることで、左右均等に密閉され、機密性が高まるという仕組み。
シールドを閉めた状態で、ロックをあげると若干の風が入ってくるため、冬場のメガネ曇りも解消されそう!
また、ロックもラチェット式(GT-airと一緒)のため、着脱も簡単!
これは嬉しいですね。
サイズとしてはZ-7よりも若干大きいですが、3万円台でこの性能ならば、全然買いです。
ピンロックはオプション購入みたいです。
まとめ
と、数日間4つの候補を吟味しました。
どんなサイトを見ていても、
amazonの広告に、ヘルメットをオススメされるくらいに見ました。
その結果、「Z-7」に決定しました!
やっぱり、小さいシルエットで軽い方がいい。
形もこれが一番ぴったり。
僕の用途・要望をかなえてくれるのは「Z-7」かな、と。
価格.comのランキングが一番なんてのは関係ありません!
自分で調べて、自分で決めました!
あくまで見た目重視なのですが、
ちょっとくらい高くても、満足するものを買いたい。
バイク選びも、ヘルメット選びも、自分が納得したものにします!
僕の性格上「あ、やっぱあれにしとけばよかった」
と、絶対言うので、今回は後悔しない選択をします。
「Z−7」が届いたらインプレしてみたいと思います!
それでは、have a nice 東海バイクライフ!
追記
Z-7とGTAirを比較した記事はこちら
「エアロブレード3」と比較した記事はこちら!
1,000km走った「Z-7」のインプレとミラーシールド装着!
「Z-7」のミラーシールド「メロースモークミラーブルー」と「ミラースモークファイアオレンジ」を比較した記事はこちら
ヘルメットをクリーニングした記事はこちら